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ROBOT解体LIVE in 札幌



*ROBOT解体LIVE in 札幌*

ロボット解体?なんじゃらホイ?
ということで行ってきました、このイベント。
2004年10月某日、札幌コンベンションセンターでした。

千葉工大内にある「未来ロボット技術研究センター・fuRo(フューロ)」が主催する
”未来のロボット工学者育成のために
ロボットに慣れ親しんでもらおうという子供向けのイベント”

だったにもかかわらず、大人の客が目一杯w
そらそうだろ。
こんなギミックいっぱいの品物には、大人の子供ゴゴロが揺さぶられますわw

そんなわけで約一時間ほどのイベントでしたが、ちょこっとだけレポートします♪




まずはこんな会場。



正面は演台。その両側にfuRoが開発したロボット「morph(モルフ)」が二体。




左が「morph2」。
←コレ

















右にあるのが今回の目玉「morph3」。
それを分解してシステムの説明をする
というイベントなので後ほど説明。





で、まぁこんな風にデカビジョンに映し出して色々説明してくれました。


最初にfuRoの正体。
次に「morph」ってどんなロボットなのか。
どんなことができるのか。
みて見たらこれがまたぐねぐねと動くんですわ!
でんぐり返しとかw

たぶんアシモのできること以上のことはやれるのではないかと思われ。
体が軽いからね。


「え?コレを解体するんですか?」










解体の風景はコレ。右下で実際やっている所をビデオで出力してます。





まぁ解体っつーても大事な部分はバラさないわけで、
基本的には装甲の部分の取り外しでした。
そして主催者のタゲ・子供にドライバーを握らせて分解してました。
ちょっと羨ましい…。




で、これが目玉の「morph3」。
ちょこっとカバーがはずれてるけど、なかなかにカッコよいです。




私も持たせてもらったけど、
約2キロくらい?
柔王丸もこれくらいあるのかなぁ…と
ふと思う。

別アングルから。





んでもって、これが「morph3」を作った博士。


古田貴之博士と申します。

「博士」っつうくらいだから、てっきりジイサンだと思ってたら
私より2、3個上だというじゃないか!
でも考えたら博士号なんて大学で博士課程とれば
(試験に受かって)取れるものだから
若くても全然OK♪


笑顔がよかったので、もう一枚。





組織名fuRoはfuture roboticsの略らしいんだけど、
「本当は”古田ロボット”の略なんですけど
さすがに、あざといので”future”つけてみました。」
との説明。

本人は喋るの苦手とおっしゃってましたが
なかなか面白かったです。


そしてもう一つ、私が感動した言葉。
「アトムやガンダムはロボットがすごいんじゃなくて
それを作った博士がすごいんです!」



ごもっとも。

そういうのに憧れて
子供の頃からこの世界に足を踏み入れた
古田博士に乾杯♪








ライブが終わり別の部屋へ移動。
するとそこには「ロボットお触りコーナー」が。(コーナー名、てきとう)

そこにあったロボット
・新型アイボ数対
・某猫型ロボット(ドラ焼き型のコントローラーで動くやつ)1体
・普通の猫型ロボット1体
・ハロ1体→



しかも光って動いた( ̄□ ̄;)!


そりゃまぁ、コレもロボットだもんなー。
(後で気づいたけど、ハロってリモコンで動くのでしたw)




ついでにこんなものも。

バンダイだかどっかの作ったロボット。(ちゃんと聞いてなかった)

大きさは「morph」達と同じくらい。
でも稼動箇所は断然違うから、動きも違うかも。
残念ながらバッテリー切れでした。




こっちはかなりオモチャっぽい。

体調約15センチ(くらい)。
見た目にかなり安っぽいが、実はカム(動力)を一個しか使ってないのに
ちゃんとバランスを取りながら
直進歩行ができるというスグレモノ。

中味を見せてもらったらギアがみっしり・・・。
「普通二足歩行をさせるなら、あちこちに動力がないと辛いんだけどね」
と、係りの人がおっしゃってました。
なるほど。
確かにつま先・足首・膝・腿とあちこちにバランス感覚が
必要となる二足歩行。
それを一個のカムと複雑なギアの組み合わせでやっちゃうところがスゴイ。

単三電池2個で動きます。
またもや電池切れでしたが。
製作者不明。


感想 … ロボットってしょせん昔の夢の姿で未来の象徴で…身近にあるのはマニュピレーターくらいしかないのだろう・と
思っていたらハロがいた。
こんなのオモチャじゃんwと思っても確実にロボット工学の技術が注ぎ込まれているわけであって、
それがアシモにつながったり「morph」に至ったり。

古田博士は幼い頃、車椅子の生活をしていたらしいです。
そのとき段差や障害物を機械の判断で回避できる車椅子=思考型二足歩行ロボットみたいたものを考えるようになり、
そこから人型ロボットの道に入っていったといいます。
結局は人の手となり介護を目的としたベタベタな展開ではありますが、私はそれでいいと思います。
普段の生活では目に見えないロボット工学ですが、着実にアトムへの道に一歩ずつ近づいているこの事実がうれしく思いました。
がんばれfuRo!
がんばれ古田博士!




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